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No.001179 過積載対策。合法「超重量級ダンプ/トラック」


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No.001179 過積載対策。合法「超重量級ダンプ/トラック」
タイヤの数を増やして、道路に優しいダンプ/トラック

713                    てるちゃん 2006/03/23 01:17
 ダンプカーによる過積載は後を絶ちません。規制はされていますが、過積載は平気で行われています。事実、普通の荷物に比べ、土砂などは単位体積あたりの重量が重く、普通に荷台を満杯にすれば、それだけで規定の2〜3倍の重量になってしまいます。また、政府や自治体が発注する工事の見積でも、過積載を前提とした金額で算定されていて、それを黙認しているのが実状だそうです。これではいつまでたっても過積載はなくなりません。
 では、これほどまでに言われる過積載は、なぜ悪いのでしょうか? 事故が生じた場合の影響の大きさなどもありますが、道路のアスファルトへのダメージというのも大きいようです。大型車は重量税も多く払っているようですが、ある研究によると、普通乗用車に比べ、過積載の車による舗装のダメージは、2桁あるいは場合によっては3桁も大きいのだそうです。ということは、過積載がなければ、道路の舗装は何倍も長持ちするということになります。
 過積載がなくならないのは、経済効率が優先されるのが原因ですから、いっそのこと、「合法的に過積載できる車」というのを作ってはどうでしょうか? もちろん、それに合わせた法整備も必要ですが。その車の特徴を簡単に示すと、以下のようになります。

○荷室と車体の大きさは従来の10トンのトラック/ダンプと同程度とする。
○とにかくタイヤの数を増やす。現在のダンプは後輪にダブルタイヤを用いた4+2本のタイヤ構成としたものが多いが、この数を倍以上に増やす。
○積載量は20トン、あるいは30トンとする。

 こうすると、現在の過積載車と同程度の荷物を積んだ場合でも、舗装面に接するタイヤの単位面積あたりの重量は半分以下になります。全体では重くても、荷重が分散されるため、舗装面へのダメージは、はるかに少なくなります。
 こういったものを開発し、かつまた法律もそれに合わせて改正してはどうでしょか? いつまでたってもイタチゴッコの過積載規制を行うよりも、よほど合理的だと思います。もちろん、こうした車両は高価になりますが、現行の車体に比べて数割のコスト増で収まるはずです。それによる運搬費の増加は甘んじて受ける必要がありますが、貴重で高価な道路が何倍も持つことを考えれば、さほど大きな負担ではないような気がします。



730                 モタさん 2006/04/14 09:46
はい、未だ生きております。

てるちゃんのご意見やご提案には何時もその造詣の深さで感服しながら読ませ戴いています。

今回のダンプトラックの車軸増加の件で一言。

流石にアメリカは自動車王国、色々と日本ではお目に掛かれないものが有ります。この重量車の車軸もその一つです。

アメリカの(少なくともここ東海岸の)大半の重量ダンプトラックには可動式の予備車軸が取り付けられています。二軸の後輪の前にもう一つの車軸があって、必要に応じて油圧で上げ下げ出来る構造になっています。

これはアメリカの州によって決められた橋梁や道路の区間を規定以上の総重量で走行する場合に単位タイヤ当たりの重量の上限が法で決められている為です。

可動式である理由は、この車軸を下ろした状態でカーブを切ると事実上このタイヤを引きずる事になり大変な抵抗になる為です。

車軸数を増やしてかつ経済性も保つのは至難の業でしょうね。タイヤ数が増えると運行時に全部のたいや角度が同期する必要があるからかなりのコスト高になるのは避けられないと思います。

でも、基本的にはごく自然で、且つ優れたご提案と思います。






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