『こんなものがほしいんじゃ〜』マガジン

Bangai001 アイディアの絞り出し方

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Bangai001 アイディアの絞り出し方
閑話休題、アイディアの絞り出し方
起きてますよ、この時間に。そうですか、ここのところ、掲示板が停滞しているようだな……、と思ったら、書き込み不良でしたか。
 というわけで、ちょっとここで閑話休題を。

 実は、てるちゃんこと私は、プロの作家でもあるのです(本当かよ? ま、ほとんど売れてませんけど)。そしてまた、アイディアマンでもある私は、「期日までにアイディアを出さなければ」という必要に迫られることが多々あるのであります。そんなとき、なんとかしてアイディアを絞り出す方法がないかと切実に思うのであります。「どうしてもアイディアが出せない!」とパニックになったことは何度もあります。と、以前、同じような思いをしたと思われる人の作品を二つ目にしましたので、それを紹介したいと思います。

1)これはコントのネタ。
 ある作家が、どうしても締め切りまでに原稿が書けない。そこで思いあまって、アルマイトの洗面器をボコボコに叩くと、不思議と原稿用紙一枚分の原稿が書けるのです。それに気付いたその作家は、アイディアに行き詰まる度に洗面器をボコボコにするのです。そこの細君が夫のためと思って、荒物屋さんから洗面器をたくさん買ってくるというのが面白かったです。最後には編集者がやってきて、「一枚毎に洗面器をボコボコにするのではなく、一度に何十個もの洗面器をつぶしたらどうですか?」と提案し、みんなしてボコボコと洗面器をつぶし始めるというコントでした。これを書いた放送作家、きっと、ネタに困ってこんな事を思い付いたんでしょうね。

2)探偵ナイトスクープ(大阪朝日放送制作の人気番組)で紹介された商品。
 それは小さな電気スタンドのようなもので、端にあるスイッチを押すと、先端に電球のついた柱がゆっくりと起きあがり、最後に直角まで起きあがると、「ピー」と音がして電球がつくという代物でした。しかし、一般人がこれを見ても、何のために使う商品かまったく分かりません。そこで、これがいったいなんなのかを調べるというのが依頼の目的でした。
 結局分かったのは、「アイディアが浮かばないときにこのスイッチを押し、スタンドが起きあがるまでの数秒間にアイディアをひねり出すための器具」らしく、その名も「アイディアファクトリー」という商品だったことが分かりました。アイディアが閃いたのを電球が灯るイメージで描くことが多いですが、これはまさにそれを具現化したアイディア商品だったのです。ヨーロッパ製で、数万個の限定生産だったそうです。まあ、たくさん作っても買う人はいないと思いますが。
 
 いやあ、どの世界にも、アイディアが出なくて困っている人はいるのですね。かく言う私も、ちょうど今、秋が締め切りの原稿のアイディアが浮かばずに困っているところです。今日はもう諦めて、ビールを飲みながらこれを書いています。

 みなさん、掲示板は復活したようです。どんどん書き込んで下さいね。ちなみに私は、つまらないネタでよければ、今すぐ何十個でもここに書けるほど持っているのですが、今回はちょっとちがったアプローチでやってみました。
 あ〜、あくびがでてしまう……。
てるちゃん                        2001/07/31


ミニヒットはビール販促から?
最近驚かされるのが、ビールや発泡酒の販売キャンペーンのために、色々な販促グッズが使われているということです。
 たとえば、350CCの缶ビール6缶ごとに手提げバッグやケースを付けたり、箱入り24缶パックには、折り畳みバッグやTシャツ、はたまた買い物用のキャスター付きのキャリアーまで付属していたことがありました。安売りの上にそんなものまで付けるのですから、利益はほんのわずかだろうな、などと要らぬ心配をしてしまいます。私個人としては、その分さらに値引きして欲しいと思うのですが、「どうせ安いのなら、なにか魅力的な『オマケ』が付いているヤツを買ってしまう」というのも事実です。我が家には、すでに、その手のグッズだけで10種類以上あり、コレクションが出来つつあります。
 さて、これらの販促グッズやオマケの類は、「単価が極端に安い、しかし、一時期に大量に発注される」というのは間違いないところでしょう。長い目では絶対量はそれほど多いわけではないでしょうが、それでも全国で数十万個から百万個以上も使用されるのではないでしょうか? ということは、中小企業にとってはバカにならない売り上げです。
 ひょっとしたら、この手の商品開発は、ダイソーなどの百均ショップの会社がやっているのかもしれませんね。
 左党の目で見て、「こんなものが欲しいんじゃ〜」というようなグッズがあれば、それはビジネスにつながるでしょう。左党でなくても、「男の遊び心」を発揮すれば、良い商品が見つかるかもしれません。さらに、それが本当に便利なもので、何度も販促に使用され、しかも特許化できるような品物なら良いですね。
 オリンピックを見るために夜更かししようと発泡酒を片手にカキコしている「てるちゃん」でありました。
 てるちゃん                   2002/02/17




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