『こんなものがほしいんじゃ〜』magazine
商品企画室発足の過程
1999.10.13作成
1999.12.08更新


読者アンケート結果発表号でお知らせしたとおり、個人レベルで参加出来る【商品企画室(仮名)】なるものを企画してみました。これは『こんなものがほしいんじゃ〜』マガジンとは別に、参加希望者を集め、メーリングリストにより商品の企画・技術情報の交換・売り込み・販売ルートの確保などを検討していこうと云うものです。中小企業や個人発明家さんのお役に立てるのではないかと考えます。権利保護・情報機密の問題などの点で、どこまで出来るのか解りませんが、ご意見などありましたら、お願い致します。 他業種の方が集まれば、情報交換の場として利用するだけでも意味はあるのではないでしょうか。


読者アンケートに・・・・
「企業として個人のアイデアを、そのまま商品化するのは難しい」「個人で、何かを企画する気持ちはあっても、それを実現するのは難しい」という御意見がありました。

「各個人レベルで参加して実際にやれるような体制(ネット上)が出来ればと考えています。自分の仕事には関係なく、ぞれぞれが得意分野で趣味の延長として手分けして完成させる、なんてことも可能ではないでしょうか。」
・・・・・・LINUXの例もありますし、この意見大変面白いと思います。

・・・と云うわけで、★【商品企画室(仮名)】準備委員会★を設立します。準備委員会では、どういった方針でいくのか考えていきます。


まず、自分の意見を列記しますと・・・

1.ます最初に・・・・
参加希望者を集め、メーリングリストにより各メンバーと情報のやり取りをします。
1つの商品に1プロジェクトとし、まとめ役1人は必要でしょう。アイデア発案者で、その商品を世に送り出したいと強く希望している人を、各メンバーがサポートする形が理想。
 利益を追求する場合には、権利保護・情報機密などの問題もあるので、全ての事をメーリングリスト上で行うのは問題ありと判断する場合もあるでしょう。その辺のことを各メンバーに理解していただいて、ある時点では私信でやり取りして貰うと云うことも必要だと思います。
また、各メンバーは所属する企業・団体などの機密事項に、絶対触れないように注意しなければなりませし、【商品企画室(仮名)】内の情報は漏洩することのないようにしなければなりません。

注)「メーリングリスト」とは?
メーリングリスト用のメールアドレスにメールを送ると、サーバーが自動的に、登録されたメンバー全員に、そのメールを送信するシステムです。


2.利益を追求するのか?あくまでボランティアとするのか?
・個人参加の基本は「趣味の範囲」でと云うことだと思います。その商品が世に出たときに、自分が開発に携わったと云う自己満足が得られます。でも何かしら利益が出れば、年に一回みんなで宴会なんてのも楽しそうです。利益を得ようとすると、問題も多そうですが・・・。

企業の参加も大歓迎。アイデア商品の可能性に賭けて下さる企業がいれば、可能性はさらに広がるのではないでしょうか。商品販売ルートの確保は最重要項目だと思われるので、引き受けて下さるところがあれば心強い。と云うか、ネット上での販売も含め、販売ルートがなければ商品化は難しいでしょう。 利益がでたら発案者にはもちろんですが、【商品企画室(仮名)】にもバックして頂ければ「みんなで宴会」も夢じゃない?

商品企画室をすすめていく方法として、3パターンを考えてみました。

◆A 利益を追求しない場合は
『こんなものがほしいんじゃ〜』マガジンに投稿されるほとんどの物が特許出願などしていない物で、マガジン上に記してある通り、そのアイデアについて権利を放棄した物と考えて良いと思います。その中から面白いと思った物を、あくまで趣味の範囲でより現実的なものにまとめていくという考えです。多方面の知識を持った者が集まれば、より現実的で魅力のある製品になるでしょうし、どこぞの企業の目に留まって製品化されれば、それだけでも面白いかなと思います。無報酬でだれがやるの?と云う意見もありますが・・。

利益を追求する場合は

◆B アイデア発案者が特許等に出願済の場合
アイデア発案者が特許等に出願済の場合であれば、特に問題はないと思います。(その明細書の内容がアイデアを保護できる物かどうかは別として) 個人発明家でアイデアを世に送り出したいが、なかなか上手くいかないと仰る方も多いと思います。その手助けをする。後は◆Aの場合と同じです。もしもそのアイデアが世に出ることがあれば、アイデア発案者もしくは特許の使用権を得た企業から謝礼、報酬などを得ることも可能だと思います。(企業と契約する時に、その条項を入れてもらうなど)

◆C 特許等に出願されていないアイデアについて利益を得ようとした場合
「出願もされていない物にお金は払えない」というのが正論だと思います。ですからまず最初に出願しなければいけないと考えます。商品企画室のメンバーで、そのアイデアに賭けてみようと云う中小の企業または個人が出願します。出願費用や先行技術調査・明細書の作成などの労力もかかりますが、当たればある程度の利益は得られるでしょう。アイデアを考えた人は、メールマガジンに投稿した時点で権利を放棄したと考えられますが、倫理上承諾は得る必要があるでしょう。後は他のメンバーが製品化するためのサポートをします。「金は出すけど口は出さない」なんて云う人がいたりすると面白いですね。


3.どこまでやるの?
・個人だけでやれる範囲は、資金面を考えると企画書を作成するところまでが限度か?試作品を低資金で製作できるのであれば、より良いと思います。特許などの出願ができれば、ある程度の利益を得ることは可能。試作・出願にかかる費用・先行技術調査・特許明細書の作成などをどうするかという問題はありますが。

それ以上を考えた場合、試作・研究開発の資金、販売ルートの確保、製品化後に発生する賠償責任、その他の問題が発生しますから、資金があり・製造販売・賠償責任など負うことができる企業にバックアップしていただくのが現実的だと思います。


4.どうやってやるの?
・どのアイデアを取り上げるか検討。
アイデア発案者、または、そのアイデアに賭けてみようと云う中小の企業、個人が「やるぞ〜」と名乗りをあげる形がスムーズにいきそうです。発案者が権利の保護を求めるのであれば、これ以前に特許などへの出願を済ましておくことが必要です。

・アイデアを脹らませる。
使い手側・製造販売側にとって、より魅力のある物となるように、各メンバーが意見を出し合います。専門的な技術を持った方の意見も、時には必要になるでしょう。

・特許などの出願。(利益を求める場合には必須)
発案者または、そのアイデアに賭けてみようと云う中小の企業・個人が、特許などの権利を取得できれば利益を出すことも可能。費用もかかりますし、先行技術調査・特許明細書の作成の労力、どの時点で誰が出願するかという問題もあります。弁理士さんなどの専門家がいると心強いです。

・調査(どのくらい需要があるのか、いくらなら売れるのか)
企画書を作成するときに必要になります。『こんなものがほしいんじゃ〜』マガジンでアンケートを取る、各メンバーが回りの人にアンケートを取る、ぐらいしか思い付きません。

・試作
アイデアが実際に成り立たなければ、製品化は夢の夢。企業に売り込む場合を考えても、必要な事だと思います。製作はメンバーに頼んだとしても、材料費をどうするかは問題。

・企画書の作成
製品化してくれる企業が、納得するようなレベルの高い物が必要です。企画書のフォーマットは、ほしいですね。各メンバーの意見、調査結果などより、まとめ役がたたき台を作成して、メンバーみんなでレベルの高い企画書に仕上げる。

・企業への売り込み・販売ルートの確保
「商品企画室」に賛同してくれる、各分野の企業があると良いのですが・・。プロジェクト立ち上げ当初から興味を示してくれる企業があれば、やる気もでます。
これも弁護士さんなどの専門家がいると心強いです。

・資金
発案者、またはそのアイデアに乗ってみようと考える個人・企業。 実績ができれば、企業からと云うことも考えられますが・・・・。現時点では?

・開発経過をホームページに掲載する
自分の購入した商品の、開発経過が解ったら面白いと思いませんか。



上記は、あくまで私の意見です。
【商品企画室(仮名)】を利用する人が、自由な方法で使ってくれて構わないと思います。ネット上で秘密保持が出来るのか?こんな事が本当に個人レベルで出来るのか?問題は山積みですね。報酬を考えずに、まじめなお遊びをするのも面白いと思いますし、自分が考えもしない方向に進むことも、また面白いと思います。

皆さんのご意見を聞いて、より現実的な企画にしていきたいと考えています。

商品企画室に参加希望の方は、商品企画室ML登録ページを見て登録をお願い致します。




2000/12/15 商品企画室ML 忘年会
かねこさん、ながいさんと、またまた飲みました。飲んでばっかりやな〜。

2000/09/01 商品企画室ML 飲み会
わたしんちの近くで、飲み会をしました。参加者は、かねこさん、ながいさん、かねこさんのお友達、私の計4人。参加された皆さん、お疲れ様でした。親睦を深める、、みたいな飲み会で堅い話も特になしでしたが大変楽しかったです。できれば、ほかの方々ともお話したいと思いました。

2000年夏・飲み会2000年夏・飲み会

2000/08 「アイデアを募集している企業」のリンク集を作りました。 タクシー向けのアイディアを募集!No.000249 が、結構な反響。この路線で他にもいろいろなアイデア募集したら面白いかも。 ネットワークの拡大を試みよう。これがブレイクすれば、結構面白いことになりそうな気がするのだけれどなぁ。。

2000/02 商品企画室内で 『みんなのほしい理想の○○』 をやってみました。
第1回目は【みんなのほしい理想の電話】結構いろいろな意見がでましたね。

2000/01/22 2000新年会・商品企画室 新年会
浜松【串膳】で新年会をしました。 大変楽しいお酒でした。 遠路はるばる来て下さった、こうじさん、中田さん、 それから、かねこさん、本当にありがとう。


1999/12 商品企画室ML 発足







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