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No.000408 電気をためる電池

投稿者:旧サイトより 投稿日:2014/07/30 15:16

ここのところ、メルマガが四回連続で来たので、それを読んでいて気付きました。
(★No.000367 マイクロカーの普及とコストダウン)
 電気をためる電池というのは存在しますね。つまり、化学変化に頼るのではなく、電荷をそのままためるという形式の物です。「スーパーキャパシター」と呼ばれる一種のコンデンサーがそれです。正式には「空気二重層式コンデンサー」といい、電気部品の一つなのですが、同じ体積でありながら、これまでのコンデンサーよりもはるかに多くの電化をためることが出来ます。
 但し、同じ体積の蓄電池に比べるとまだまだ蓄積できる電化の量が少ないのが欠点です。その代わり、化学変化式の蓄電池に比べ、非常に短時間で電気をためたり放出したりすることが出来ます。これを電気自動車などに応用する方法は既に研究されており、電気工学の世界では有名な片方善治(かたがたぜんじ)先生なども研究しておられます。また、これは私の想像ですが、ハイブリッドカーなどでは、回生制動といい、ブレーキをかけたときに失われるエネルギーを電気として回収する方法が用いられるのですが、これは瞬時に電気をためる必要があります。ですから、その部分にはこの空気二重層式コンデンサが用いられているのではないかと思います。
 このコンデンサの充電容量が飛躍的に伸びれば、充電時間が長すぎるというもっとも大きな電気自動車の欠点が改善され、電気自動車の普及に大きく貢献すると思われます。純粋な電気自動車と燃料電池式電気自動車、どちらが先に普及するでしょうか。私たちが生きている間にその結果を見たいものです。
 てるちゃん                   2001/07/15




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